こんにちは!
児童発達支援/放課後等デイサービス 翔っ子です。
季節柄、暑い日とそうでない日の寒暖差が激しいですね。
「ちょっと暑くなってきたねー。そろそろおやつにアイスもいいねー。」
そんな会話をしているある日、その事件は起こりました。
翔っ子には飲み物や子どもたち・職員のお弁当の保存のため、冷蔵庫があります。
少々型は古いのですが、1日も休まずがんばって働いてくれています。
その冷蔵庫は、冷凍室が一番下についていて、引き出し式になっています。
主にカキ氷用の氷やアイスクリーム、冷凍ご飯などが入っていますが、冬の間はめったに開けることはありませんでした。
アイスなどを買い置きしておくのに、どのくらいのスペースが開いているのか確認をしようと、職員Mが冷凍室のドアを開けるために引き出そうとしました。
「ん?」
開きません。
思いっきり力を込めて引き出そうとします。
「んんー!!」
だめです。びくともしません。
その日の利用している力のありそうな男の子たちに協力を依頼し、再度挑戦。
「いち、にの、さーん!!!」
全くです。少しの隙間はできるものの、開く気配すらありません。
たしか秋ごろまでは普通の冷凍室だったはず。
ところがそこはもはや、完全な密室へと変わってしまったのです。
途方に暮れる職員Mと男の子たち。
引っ張った感触から、どうも何かが引っ掛かっている訳ではなさそう。
底が張り付いてしまっているのではないかと仮説を立てます。
そこで、無理やり引っ張る作戦から、大きく作戦を変更してみました。
題して、『底の氷をドライヤーの熱風で溶かしてしまえ大作戦』。
ドライヤーの熱風を冷凍室の底にあてつつ、しばらく見守ります。
いまいち効果が感じられませんでした・・・。
もはや一筋縄ではいかないことを肌で感じてきました。
そこで苦肉の策、『一つ上の野菜室のドアを抜いて、下の様子を覗いてみよう大作戦』です。
6か所のねじを外すと、今まで密室だった冷凍室の中身がついに見えました。
仮説通り、引っ掛かりはなく、底が張り付いている可能性が高くなりました。
そして野菜室の引き出しを抜いたことで、格段に引っ張りやすくなりました。
(もっと早くに引き抜いておけばよかった・・・。)
何度か引っ張ったり、熱風を当てたりしながらがんばります。
そしてついに、その時がやってきたのです。
「ガラガラガラ」
「おー!開いたー!!」
ついに密室は、その姿を現しました。
冷凍室との格闘時間、約3時間。
こんなに真剣に冷蔵庫と向き合い、冷蔵庫のことを考えたことは、今までの人生で一度もありませんでした。
そして冷凍室を引き抜き、底のチェックです。
やはり仮説通り、氷がびっしりと張り付いていました。
手では全く取れず、ハンマーを持ってきて砕きながら外していきました。
もはや氷河期です。
キレイに掃除をして、いらないものを処分して、生まれ変わった庫内。
きっと神様が、「そろそろ冷蔵庫、キレイにした方がいいよー」と、掃除する機会を与えてくれたのでしょう。
これで、夏への準備もばっちりです。
これからもどんどん働いてもらおうと思います。
この翌日、職員Mの腕は筋肉痛でパンパンになったことは言うまでもありません。
冷凍室が一番下についている冷蔵庫をお持ちのご家庭、ぜひ参考にしてみてください。
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