翔っ子☆スッポン物語

こんにちは!

児童発達支援・放課後等デイサービス 翔っ子です。

 

今週、一つの出会いと別れがありました。

 

翔っ子の玄関の前には幅80センチくらいの小川(側溝?)が流れています。

小さい魚やたまにザリガニなんかはいるのですが、今週の月曜日、珍しいお客さんが訪ねてきてくれました。

 

スッポンです。

 

まだ子どもたちが学校から帰ってくる前だったので、職員が捕獲に挑戦。

網2本をまるでお好み焼きのヘラのように使い、見事スッポンをゲットしました。

 

 

写真では分かりにくいですが頭からしっぽまで、40センチくらいあるであろう超大型スッポンです。

その日、各学校へのお迎えへ行った職員の「おかえり」の次の言葉は揃いも揃って「翔っ子にスッポンいるよ」と、どこか自慢げな言葉でした。

 

「スッポン??」おそらく人生において初めて耳にする4文字。

なんのこっちゃ分からない子どもたちは翔っ子についてタライの中を覗き、「うわっ!やばっ!」っと驚愕の様子でした。

 

 

しかし、人間というものはなぜか怖いものを見たいと思う生物。

さらに、見ているうちに可愛ささえ感じ、愛着が湧いてきます。

 

 

 

スッポンのものまねまで飛び出しました。

ある男の子は興味が湧きすぎて、小学校の図書室からスッポンが載っている本を借りてきて大喜びしていました。

スッポンのことを何も知らなかったところから、初めて見て、愛着が湧き、もっとスッポンのことが知りたい!っという好奇心が生まれる・・・理想的な子どもの育ちだなぁと感じました。

 

翔っ子に来ている子のみならず、近所の子も毎日見に来るようになり、この近辺ではちょっとしたブームに。

ずっとタライに入れておくのも狭くてかわいそうだけど、まだ見たい子どもたちの想いも大事にしたい・・・。

っということで、もともといた小川に生け簀を作り、そこで飼育することを試みました。

 

 

優雅に水中を移動するスッポン。

狭いタライから川に戻り、のびのびとしている様子でした。

「冬眠するようなので、冬が来る前に逃がしてあげよう。」

そんな話を子どもたちや職員でしていた矢先、別れは突然訪れました。

 

金曜日、職員が朝来るとスッポンの姿はもうどこにもありませんでした。

ブロックが設置した時とはずれていて、おそらくがんばって脱出したのでしょう。

「ここで飼う」というのは私たちの勝手な思いで、スッポンにしてみればなんとかして家に帰りたいと思っていたのだと思います。

ちょっと残念ではありましたが、4日間も私たちの興味関心に付き合ってくれたスッポンには、感謝しかありません。

どうかこの先も元気で生きていてくれることを願うばかりです。

 

スッポンちゃん、楽しい時間をどうもありがとう。

よかったらまた遊びに来てね。

 

 

 

 

「二度と来るもんかー!!」(by スッポン)

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